神戸居留地を代表する歴史的近代建築を再利用
Text Yukihisa Takei
visvim と WMV が、神戸に店舗をオープンした。visvimではこれまでも、古い歴史的な建築物をできるだけ原型を残したまま再利用して店舗にすることが多いが、今回も1938年に竣工した神戸海岸通りの歴史的建築物「チャータードビル」に新店舗を誕生させた。
重厚な石材、木製の大きな回転ドアなど、空間を構成する多くの要素は竣工当時のものを活用。2階分が吹き抜けになったメインフロアには、大きな縦長の窓を数多く設け、自然光を取り込んでいる。
店内には色味と独特な木目が特徴のアフリカ産ブビンガで作られたガラスの回転什器、淡い薄緑色の大谷石を重ねたカウンター、型摺染めで市松模様に仕上げた襖など、visvim らしい美学が随所に追求されている。
この店舗ではIndigo Camping Trailer 、CONTRARY DEPT 、little cloud coffee も展開するなど、関西初出店となる業態も含まれており、visvimのファンにとっても重要な店舗となりそうだ。
[CONTACT]
WMV VISVIM KOBE
兵庫県神戸市中央区海岸通9-2チャータードビル1F
TEL : 078-332-8077