「髙田賢三 夢をかける」@東京オペラシティ アートギャラリー
2024年7月6日(土)〜9月16日(月)
初のブティック JUNGLE JAPの展内装飾 1970年 撮影:岩田弘行
週末の“To Doリスト”に加えておきたい、今見るべきアート展を毎週金曜日に紹介するHONEYEE.COMのMUST-SEE ART。あのパリコレデザイナーのキャリアを一挙に振り返る回顧展は、ファッション好きなら必ず訪れておきたいこの夏の展示の一つだろう。
撮影:髙橋健治
日本人ファッションデザイナーの中でもいち早くパリへ進出し、数々の斬新なスタイルを打ち出してきた 髙田賢三 。現在は NIGO® がアーティスティックディレクターを務めるブランド KENZO を生み出した伝説的デザイナーだ。
その偉大なキャリアとクリエイティビティに迫る回顧展「髙田賢三 夢をかける」が、東京オペラシティ アートギャラリー でスタートしているのはご存知だろうか?
2020年に逝去した 髙田賢三 の没後初となる大規模個展の本展は、実際に髙田が手がけた衣装が展示されるほか、幼少期から描いていた絵画やアイデアの源泉となった資料、デザイン画などにも焦点を当てている。
撮影:髙橋健治
撮影:髙橋健治
展示される作品の中には、若手デザイナーの登竜門である 装苑賞 の受賞作や1970年に立ち上げた自身のブランドJUNGLE JAPから KENZO でのデザインの数々に加え、2004年のアテネオリンピック日本選手団公式ユニフォームやオペラの舞台衣装など、ファッションデザイナーの枠を超えた創作活動の一部も並ぶ。
また 髙田 の集大成とも言える KENZO でのラストショー「30ans(トランタン)」が映像化されるなど、日本を代表する世界的なデザイナーが築き上げた輝かしいクリエイションを、改めて振り返ることのできる見どころ満載の内容と言えるだろう。
<Information>
「髙田賢三 夢をかける」
会期:2024年7月6日(土)〜9月16日(月)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル3F
開館時間:11:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌火曜日)